70代から一人旅をしてみたいと思っても、「一人で大丈夫かな」「歩きすぎないかな」「食事や宿で困らないかな」と不安になる方も多いと思います。
一人旅は、誰かに予定を合わせなくてよいのが魅力です。
その一方で、移動方法や宿、食事場所を自分で決めなければなりません。
そのため、70代からの一人旅では、有名な観光地かどうかだけでなく、次の点が大切です。
- 駅から宿まで移動しやすい
- 観光地が広がりすぎていない
- 一人でも食事や休憩をしやすい
- バスやタクシーを利用しやすい
- 予定を減らしても旅を楽しめる
この記事では、70代の一人旅におすすめの日本国内の旅先を、歩きやすさ、移動、宿選び、一人での過ごしやすさからランキング形式で紹介します。
旅行計画全体の考え方は、こちらの記事も参考になります。
70代の一人旅で旅先を選ぶポイント
70代の一人旅では、「行きたい場所」だけで決めず、現地で無理なく過ごせるかを確認しましょう。
特に、初めて一人で旅行する方は、次の条件がそろっている場所を選ぶと安心です。
| 確認すること | 選び方 |
|---|---|
| 交通 | 乗り換えが少なく、駅から宿まで行きやすい |
| 観光 | 午前に1か所、午後に1か所でも楽しめる |
| 宿 | 一人利用でき、駅やバス停から近い |
| 食事 | 一人でも入りやすい店や宿の食事がある |
| 休憩 | 美術館、カフェ、温泉など座って過ごせる場所がある |
反対に、乗り換えが多い場所、坂道や階段が多すぎる場所、宿から観光地まで遠い場所は、最初の一人旅では負担になりやすいです。
遠くへ行くことよりも、無理なく行って帰れることを優先しましょう。
第1位:金沢|一人でも過ごしやすい文化の町
70代からの一人旅で最初におすすめしたいのが、石川県の金沢です。
兼六園、金沢城公園、近江町市場、ひがし茶屋街、美術館など、見どころが市内中心部にまとまっています。
路線バスやタクシーを利用しながら、午前と午後に1か所ずつ見る計画にすると、歩きすぎを防げます。
宿は金沢駅周辺を選ぶと、到着後に荷物を預けやすく、帰りの移動も楽です。
1泊2日なら、すべてを回るのではなく、次のように絞ると安心です。
- 1日目:近江町市場とひがし茶屋街
- 2日目:兼六園と長町武家屋敷跡
70代の一人旅 金沢編|無理なく楽しむ1泊2日モデルコースを見る
第2位:熱海|温泉中心で無理をしない一人旅
関東方面から始めやすい一人旅なら、熱海がおすすめです。
温泉地なので、多くの観光地を回らなくても、宿で温泉に入り、食事を楽しむだけで旅らしさを感じられます。
熱海駅周辺には飲食店や土産店がありますが、熱海は坂道の多い地域です。
駅から宿までの距離だけでなく、送迎バスの有無も確認しましょう。
1泊2日なら、1日目は駅前商店街と温泉、2日目は起雲閣か來宮神社のどちらか一つで十分です。
70代の一人旅 熱海編|温泉で無理なく楽しむ1泊2日モデルコースを見る
温泉宿選びで迷ったときは、こちらも参考になります。
第3位:倉敷|美観地区と美術館をゆっくり楽しむ
岡山県の倉敷は、落ち着いた町並みを自分のペースで歩きたい方に向いています。
倉敷美観地区には、白壁の建物、川沿いの風景、大原美術館、カフェなどがまとまっています。
遠くまで移動しなくても、町歩きと美術館を組み合わせられるのが魅力です。
ただし、美観地区を端から端まで歩こうとすると、思った以上に疲れます。
1日目は美観地区を短時間歩き、2日目に大原美術館を見る程度でも十分です。
70代の一人旅 倉敷編|美観地区をゆっくり楽しむ1泊2日モデルコースを見る
第4位:箱根|乗り物を利用して楽しむ温泉旅
箱根は、温泉、美術館、芦ノ湖、ロープウェイなどを楽しめる人気の旅先です。
電車、バス、登山電車、ケーブルカーなどを使えるため、乗り物そのものを楽しみながら移動できます。
ただし、箱根はエリアが広く、乗り換えもあります。
箱根湯本、強羅、芦ノ湖をすべて急いで回るよりも、宿の場所を先に決め、観光地を一つか二つに絞りましょう。
1日目は箱根湯本、2日目は強羅か芦ノ湖のどちらかを選ぶ程度が安心です。
70代の一人旅 箱根編|無理なく楽しむ1泊2日モデルコースを見る
第5位:奈良|世界遺産と歴史を自分のペースで楽しむ
奈良は、歴史や文化を静かに楽しみたい方に向いています。
東大寺、興福寺、春日大社など、「古都奈良の文化財」に含まれる世界遺産があります。
一人でゆっくり参拝し、自分のペースで休憩できるのが奈良の魅力です。
ただし、奈良公園周辺は広く、砂利道や階段もあります。
東大寺、興福寺、春日大社を一度に全部回ろうとせず、1日目と2日目に分けましょう。
足腰に不安がある方は、東大寺と興福寺だけでも十分です。
70代の一人旅 奈良編|世界遺産を無理なく巡る1泊2日モデルコースを見る
第6位:松江・出雲|神話と国宝の城を楽しむ旅
島根県の松江・出雲は、落ち着いた神社参拝や城下町の旅を楽しみたい方に向いています。
出雲大社を参拝し、松江では国宝松江城や宍道湖の風景を楽しめます。
出雲と松江は少し離れているため、同じ日に観光地を詰め込みすぎないことが大切です。
1日目は出雲大社、2日目は松江城というように、地域を分けると迷いにくくなります。
松江城の天守には階段があるため、足腰に不安がある方は外観だけでも十分です。
70代の一人旅 松江・出雲編|出雲大社と国宝松江城を巡る1泊2日モデルコースを見る
第7位:松本|城下町と美術館を楽しむ一人旅
長野県の松本は、国宝松本城、美術館、蔵造りの町並みを楽しめる旅先です。
松本駅から中心部へは歩くこともできますが、周遊バスを利用すると足の負担を減らせます。
松本城の天守内には、狭く急な階段があります。
足腰に不安がある場合は、天守へ上がらず、本丸庭園から城を眺めるだけでも十分です。
1日目は松本市美術館、2日目は松本城と中町通りというように、予定を分けると無理がありません。
70代の一人旅 松本編|国宝松本城と美術館を巡る1泊2日モデルコースを見る
おすすめの一人旅7か所を比較
| 順位 | 旅先 | 主な魅力 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 金沢 | 庭園・茶屋街・市場 | 観光地間はバス利用がおすすめ |
| 2位 | 熱海 | 温泉・海・駅前商店街 | 坂道と宿の送迎を確認 |
| 3位 | 倉敷 | 美観地区・大原美術館 | 石畳と歩く距離に注意 |
| 4位 | 箱根 | 温泉・美術館・乗り物 | 乗り換えを増やしすぎない |
| 5位 | 奈良 | 世界遺産・寺社・歴史 | 奈良公園周辺は広い |
| 6位 | 松江・出雲 | 出雲大社・松江城・宍道湖 | 松江と出雲の移動時間 |
| 7位 | 松本 | 松本城・美術館・城下町 | 松本城天守の急な階段 |
70代の一人旅で避けたい計画
旅先が良くても、予定を詰め込みすぎると疲れてしまいます。
特に、初めての一人旅では次のような計画を避けましょう。
- 朝早くから夜まで観光する
- 1日に4か所以上回る
- 乗り換え時間が短すぎる
- 駅から遠い宿を料金だけで選ぶ
- 夕方以降に知らない場所へ移動する
- 帰る日の午後まで観光を詰め込む
一人旅では、予定を変更する判断も自分で行います。
疲れたときに一つ予定を減らせるよう、最初から余白を作っておきましょう。
一人旅に持っていきたいもの
70代の一人旅では、持ち物を増やしすぎず、必要なものを忘れないことが大切です。
- 常備薬とお薬手帳
- 健康保険証または資格確認書
- スマートフォンと充電器
- モバイルバッテリー
- 軽い折りたたみ傘
- 宿の住所と電話番号を書いた紙
- 履き慣れた歩きやすい靴
- 必要に応じて自立式の杖
旅行用品の選び方は、こちらで詳しく紹介しています。
- 70代の旅行持ち物チェックリスト
- 70代の旅行におすすめの歩きやすい靴
- 70代の旅行におすすめの自立式杖
- 70代の旅行におすすめのモバイルバッテリー
- 70代の旅行におすすめの薬ケース
- 70代の旅行中の健康管理と安全対策
一人旅の宿は「1名」で検索する
一人旅では、宿選びも大切です。
宿泊予約サイトを使うときは、最初に宿泊人数を「大人1名」に設定しましょう。
2名利用では表示される宿でも、1名では予約できない場合があります。
宿を選ぶときは、次の点も確認してください。
- 駅やバス停から近いか
- 一人利用できる部屋があるか
- エレベーターがあるか
- ベッドの部屋を選べるか
- 朝食付きにできるか
- 夕食を宿か近くで取れるか
- キャンセル条件が分かりやすいか
料金だけで決めず、歩く距離を減らせる宿を選びましょう。
じゃらんでは、宿泊人数を1名に設定して、駅からの距離や朝食付きプランを比較できます。料金だけでなく、移動のしやすさや口コミも確認しましょう。
旅行前日にもう一度確認する
出発前日には、予約内容や天気、交通を確認しましょう。
- 列車や飛行機の出発時間
- 乗り換え駅とホーム
- ホテルの住所と電話番号
- チェックイン時間
- 現地の天気と気温
- 美術館や観光施設の休館日
- 薬、充電器、保険証
70代の旅行前日に確認すること|忘れ物と疲れを防ぐチェックリスト
まとめ|70代の一人旅は「近く・少なく・早め」が安心
70代からの一人旅は、無理のない旅先と計画を選べば十分に楽しめます。
今回紹介した7か所は、次のような方におすすめです。
- 初めて一人旅をするなら金沢
- 温泉で休みたいなら熱海か箱根
- 町歩きと美術館なら倉敷か松本
- 歴史や寺社を楽しむなら奈良
- 神話と城下町なら松江・出雲
大切なのは、遠くへ行くことや、すべての観光地を回ることではありません。
午前に一つ、午後に一つ。夕方には宿へ入り、帰る日は早めに駅へ戻る。
そのくらいの余裕がある方が、帰ってから疲れすぎず、次の旅行も楽しみにできます。
旅行の計画、宿選び、持ち物をまとめて確認したい方は、こちらも参考にしてください。
