70代からの旅行では、行き先や宿選びと同じくらい、移動手段の選び方が大切です。
旅行中に疲れる原因は、観光そのものよりも、駅の移動、乗り換え、バス停までの歩き、宿までの道のりにあることが少なくありません。
特に70代の旅行では、次のような場面で疲れやすくなります。
- 駅の中を長く歩く
- 乗り換えが多い
- 階段や坂道がある
- バスの本数が少ない
- 宿までの道がわかりにくい
- 荷物を持って長く歩く
旅行を無理なく楽しむには、「どこへ行くか」だけでなく、どう移動するかを先に考えておくことが大切です。
この記事では、70代の旅行で疲れにくい移動手段の選び方を、電車、バス、タクシー、送迎、徒歩移動に分けてわかりやすく紹介します。
70代の旅行全体の考え方は、こちらの記事でもまとめています。
70代の旅行を無理なく楽しむ完全ガイド|疲れない旅の計画・宿選び・持ち物
70代の旅行では「移動を減らすこと」が疲れないコツ
旅行では、観光地をたくさん回るほど楽しいと思いがちです。
しかし、70代の旅行では、移動が多いほど疲れやすくなります。
特に注意したいのは、次のような計画です。
- 1日に何度も電車やバスに乗る
- 乗り換えが3回以上ある
- 駅から宿まで長く歩く
- 観光地から観光地への移動が多い
- 帰りの時間が遅くなる
70代の旅行では、移動を減らすだけで、体の負担がかなり軽くなります。
行きたい場所を増やすよりも、移動しやすい場所を選ぶことが大切です。
旅行計画で避けたい失敗はこちらの記事でも紹介しています。
70代の旅行でやってはいけない計画の立て方|疲れを残さない旅のコツ
電車移動は「乗り換えの少なさ」を優先する
電車は時間が読みやすく、旅行でも使いやすい移動手段です。
ただし、70代の旅行では、安さや最短時間だけで選ぶのではなく、乗り換えの少なさを優先した方が安心です。
たとえば、次の2つなら、少し時間が長くても乗り換えが少ない方がおすすめです。
- 乗り換え3回で早く着くルート
- 乗り換え1回で少し時間がかかるルート
乗り換えが多いと、駅の中を歩く距離も増えます。
大きな駅では、ホームから改札まで遠いこともあります。
電車移動を選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 乗り換え回数は少ないか
- 乗り換え時間に余裕があるか
- 駅にエレベーターやエスカレーターがあるか
- 大きすぎる駅で乗り換えないか
- 到着時間が遅くなりすぎないか
電車は便利ですが、乗り換えが多いと疲れます。
70代の旅行では、少し時間がかかっても、わかりやすいルートを選びましょう。
バス移動は「本数」と「乗り場」を確認する
観光地や温泉地では、バスを使うこともあります。
バスは便利ですが、70代の旅行では事前確認が大切です。
特に地方の観光地では、バスの本数が少ないことがあります。
1本逃すと、次のバスまでかなり待つ場合もあります。
バス移動では、次の点を確認しましょう。
- バスの本数は少なくないか
- 最終バスの時間は早すぎないか
- バス停は駅から近いか
- 宿や観光地の近くにバス停があるか
- 帰りのバス時間を確認しているか
バスは便利ですが、時間が合わないと待ち時間が長くなります。
また、バス停がわかりにくい場所にあると、探すだけで疲れてしまいます。
初めて行く場所では、バスだけに頼りすぎず、タクシーや送迎も考えておくと安心です。
タクシーは「ぜいたく」ではなく疲れを防ぐ手段
70代の旅行では、タクシーを上手に使うことも大切です。
タクシーを使うとお金はかかりますが、歩きすぎを防げる場合があります。
特に次のような場面では、タクシーを使う価値があります。
- 駅から宿まで距離がある
- 坂道が多い
- 雨が降っている
- 荷物が重い
- バスの本数が少ない
- 到着時間が夕方以降になる
70代の旅行では、無理に歩くより、必要なところでタクシーを使う方が結果的に旅を楽しめます。
旅行代を少し抑えようとして無理に歩きすぎると、翌日に疲れが残ることがあります。
タクシーは「ぜいたく」ではなく、体力を守るための選択肢として考えましょう。
宿の送迎があるか必ず確認する
温泉宿やホテルによっては、駅から宿まで送迎がある場合があります。
70代の旅行では、送迎がある宿を選ぶとかなり楽になります。
特に温泉地では、駅から宿まで坂道があったり、徒歩では遠かったりすることがあります。
宿を予約する前に、次の点を確認しましょう。
- 駅から送迎があるか
- 送迎は予約制か
- 送迎の時間は決まっているか
- 帰りも送ってもらえるか
- 送迎場所がわかりやすいか
送迎がある場合でも、事前予約が必要なことがあります。
予約確認メールや宿の公式サイトで確認しておきましょう。
温泉宿選びの詳しいチェックポイントはこちらの記事で紹介しています。
70代の温泉旅行で疲れない宿選びチェックリスト|予約前に見るポイント
徒歩移動は「徒歩何分」だけで判断しない
宿や観光地の案内には、「駅から徒歩10分」と書かれていることがあります。
しかし、70代の旅行では、この徒歩時間だけで判断しない方が安心です。
同じ徒歩10分でも、次のような条件によって疲れ方が変わります。
- 坂道がある
- 階段が多い
- 道がわかりにくい
- 歩道が狭い
- 荷物を持っている
- 雨が降っている
「徒歩10分」は、元気な人が手ぶらで歩いた場合の目安であることもあります。
荷物を持って歩く場合は、思ったより長く感じることがあります。
ホテルや宿を選ぶときは、駅からの距離だけでなく、道のわかりやすさも確認しましょう。
疲れにくいホテル選びについてはこちらの記事でも解説しています。
70代の旅行で歩きすぎないためのホテル選び|疲れにくい宿の探し方
荷物を持った移動を減らす
旅行中に疲れる大きな原因のひとつが、荷物を持って歩くことです。
70代の旅行では、荷物を軽くすることに加えて、荷物を持って移動する時間を減らすことも大切です。
次のような工夫をすると、体の負担を減らせます。
- 大きな荷物は宿に預ける
- 駅のコインロッカーを使う
- 観光前にチェックインできるか確認する
- すぐ使うものだけ小さなバッグに入れる
- 荷物を増やしすぎない
財布、スマートフォン、薬ケースなどは、小さなショルダーバッグに入れておくと便利です。
旅行中にすぐ取り出せるバッグについては、こちらの記事で紹介しています。
70代の旅行におすすめの軽量ショルダーバッグ|財布・スマホ・薬をすぐ出せる選び方
雨の日は移動手段を変える
雨の日は、晴れの日よりも移動で疲れやすくなります。
傘を持ちながら歩く、足元を気にする、荷物が濡れないようにするなど、いつもより気を使うからです。
雨の日は、無理に予定通り歩かず、移動手段を変えることも考えましょう。
- 徒歩移動をタクシーに変える
- 屋外観光を減らす
- 早めに宿へ入る
- 駅から近い場所で食事をする
- 帰りの時間を早める
雨が心配なときは、軽い折りたたみ傘を用意しておくと安心です。
旅行用の折りたたみ傘についてはこちらで紹介しています。
70代の旅行におすすめの折りたたみ傘|軽くて持ち歩きやすい雨具の選び方
日帰り旅行は帰りの移動時間を早めにする
日帰り旅行では、帰りの移動時間も大切です。
行きは元気でも、帰りは疲れていることがあります。
そのため、帰りの電車やバスを遅くしすぎないようにしましょう。
70代の日帰り旅行では、次のような計画がおすすめです。
- 午前中に出発する
- 昼食を早めにとる
- 観光は1か所から2か所にする
- 夕方前には帰り道に入る
- 夜遅く帰宅しない
帰宅時間が遅くなると、家に着いてからの片付けや食事も負担になります。
日帰り旅行では、「少し早いかな」と思うくらいで帰る方が、疲れを残しにくくなります。
日帰り旅行の作り方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
70代におすすめの日帰り旅行の作り方|疲れを残さない近場旅のコツ
旅行前日に移動ルートを確認する
旅行前日は、持ち物だけでなく移動ルートも確認しておきましょう。
当日の朝に調べると、時間がなくなって慌てることがあります。
前日に確認したいのは次の項目です。
- 出発時間
- 乗る電車やバス
- 乗り換え駅
- 宿までの行き方
- タクシーを使う場合の場所
- 帰りの時間
スマートフォンで調べたルートは、スクリーンショットを撮っておくと便利です。
スマホ操作が不安な方は、紙に書いておくと安心です。
旅行前日の準備については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
70代の旅行前日に確認すること|忘れ物と疲れを防ぐチェックリスト
スマホ予約や交通予約が不安な方へ
最近は、ホテルや交通の予約をスマートフォンで行うことが増えています。
便利な一方で、70代の方には少し難しく感じることもあります。
特に、会員登録、パスワード、予約確認メールで不安になる方もいます。
旅行予約サイトの会員登録については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
70代でもわかる旅行予約サイトの会員登録方法|楽天・じゃらん・一休の始め方
楽天トラベルの使い方はこちらです。
70代でもわかる楽天トラベルの予約方法|疲れにくい宿の探し方
70代の旅行で疲れない移動チェックリスト
旅行前に、移動について次の項目を確認しておきましょう。
- 乗り換え回数は少ない
- 駅の移動距離が長すぎない
- 宿までの行き方がわかる
- 送迎があるか確認した
- タクシーを使う場面を考えた
- バスの本数を確認した
- 徒歩移動が長すぎない
- 雨の日の移動も考えた
- 帰りの時間を遅くしすぎない
- 荷物を持って歩く時間を減らした
この中でも特に大切なのは、乗り換え回数、宿までの移動、帰りの時間です。
移動が楽になると、旅行全体の疲れも少なくなります。
70代からの旅行を本でまとめて読みたい方へ
歩きすぎない日帰り旅の作り方や、スマホでできるホテル・新幹線・交通予約をまとめて確認したい方には、電子書籍もご用意しています。
旅行前にまとめて読みたい方は、参考にしてみてください。
まとめ:70代の旅行は移動を楽にすると疲れにくい
70代の旅行では、観光地の数よりも、移動のしやすさが大切です。
乗り換えが少なく、宿まで行きやすく、荷物を持って長く歩かない計画にすると、旅行中の疲れを減らしやすくなります。
疲れない移動のポイントは、次のとおりです。
- 乗り換えを少なくする
- 徒歩移動を長くしない
- 宿の送迎を確認する
- 必要ならタクシーを使う
- 帰りの時間を早めにする
旅行は、無理をして頑張るものではありません。
自分の体力に合わせて、楽に移動できる計画を立てることで、70代からの旅行も安心して楽しめます。
